「水が流れている」 山尾三省
以前、知人の展示会での事。
彼女が、土から作り出した形の中に、「水が流れている」という作品があった。
三省さんが、彼女の根っこには生きているんだなぁと。
学生時代の彼女を思い出しながら、その一途さに、柔らかな光を感じた。
陰を生み出してしまう、強い光ではなく、柔らかな光。
輪郭を、ぼかしてくれる光。
そして、気配を消した後に生まれてくる光。
柔らかな光から、生まれてくるものを想像してみる。
何があるのかな?
形に、言葉に、できるかな?
両親がつけてくれた名前に、感謝している。
ありがとう。