7月のある日。

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先日、お茶の水のギャラリーに出かけた。

表参道にあった「大坊珈琲店」が、一日だけ開店するという催しがあった。
小雨の降る中、大坊さんが珈琲を淹れている空間は、暖かく、静かでした。

そんな大坊さんを見ているうちに、学生時代の光景が蘇って来ました。
「ルパン」という、カクテルbarの大人の扉を開けていた、うぶな自分。
そんな子供を、暖かく迎えてくれたバーテンダー。

カウンターに座っては、背伸びをした質問を投げかけていました。
その中で、今でも覚えている言葉があります。
「お酒を飲むのが好きだから、バーテンダーになったのですか?」
「う〜ん・・・・。そうだね、あえて言うならば、お酒にまつわる物語が好きなのかな。」
子供には、その答えの意味がよく分かりませんでした。

大坊さんは、珈琲を飲むのが好きなのですか?
又、聞いてみたくなる衝動を抑えて、美味しい珈琲を飲みほし、カップを置きました。

好奇心が、その人の背骨となり、動くことの所作を支える。
カクテルを作るために、シェイカーを振る。
珈琲を淹れるために、ネル袋にお湯を注ぐ。

それは、軽やかで繊細なダンスだと思う。

2015・7・8











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by 17444432 | 2015-07-08 21:43 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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