八月のある日。

f0310900_20532221.jpg


暑い日が続く。

こんなに暑さに弱かったのかと、驚いて
日に何度も、両手で水をすくい、顔を洗う

井戸の水で生活をしているから、雨が降れば恵みの水だなと思う。
そんな大切な水を、両手ですくっても、隙間からこぼれ落ちてゆく。

こぼれ落ちた手のひらに、茶碗を一つ。
人は、いつの日からか茶道と称して、旅を始めた。

その道すがら、見立てと称して、道草を食う。
見立てる事の、豊かさ、美しさ。

水がこぼれ落ち、何も無くなった両手の中に、透明な碗を見つける。
そして、利休がその碗に茶を点てる。

透明な碗を、茶碗に見立てる。
その瞬間から茶道の所作が、想像を孕んだダンスになって行く。

2015・8・7













[PR]
by 17444432 | 2015-08-07 22:18 | 日常 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://inayoshi17.exblog.jp/tb/24341700
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 名前。 夏が始まる。 >>