父と息子。

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先日、父が白内障の手術をした。

以前から、物が見づらくなったと話していた。
術後、どんな具合か気になって電話をかける。

受話器の向こうから聞こえる、高揚した父の声。
物がよく見えて、快適らしい。
「二十歳の時、手術して以来だから、久しぶりだな。」

父は、自分の人生を語る人ではない。
だから、父がどんな人生を歩いて来たのか、ほとんど知らない。
そんな父の口から、二十歳に手術をして入院した事実を聞いて、
二十歳の父と、今の父が線で繋がった。

彼の険しい人生の稜線を、一瞬、雲間から見る事が出来た。
滲んだインクの文字を読むように、その稜線を歩いてみたい。



2016・2・16












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by 17444432 | 2016-02-15 21:11 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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