カテゴリ:日常( 95 )

朝早く。


 「鈴をつけた天使」   パウル・クレー


ほんとうにかきたかったものは
けっしてことばにできなかったもの

すずをつけたてんしにくすぐられて
あかんぼがわらう
かぜにあたまをなでられて
はながうなずく

どこまであるきつづければよかったのか
しんだあとがうまれるまえと
まあるくわになってつながっている

もうだまっていてもいい
いくらはなしても
どんなにうたっても
さびしさはきえなかったけれど

よろこびもまたきえさりはしなかった


 谷川俊太郎  


2016・2・11



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by 17444432 | 2016-02-11 21:12 | 日常 | Trackback | Comments(0)

喜び。


 パウル・クレー   「 miss engel 」  1939

なにひとつうみおとさなかった
このよには

それなのにいつも
はらんでいた
めにみえぬもの

おんなになってはいけないのに
はなばなにちちをふくませ
そよかぜのことばであいをささやき
おとこたちのあたまのうえをとびまわり
ほしにほほえみかけた

あのよに
こびて


 谷川俊太郎

2016・2・8


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by 17444432 | 2016-02-08 21:09 | 日常 | Trackback | Comments(0)

寒い日。

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寒い日が続いてます。

そんな日も晩酌です。
安酒に、柿の種。
パウル・クレーに、谷川俊太郎。

「雪の降る前」

かみはしろ
かみはゆき
かみはふゆ
えかきはたいよう
ゆきをとかす

えかきははる
みどりをぬる
えかきはなつ
あおをぬる
えかきはあき
あかをぬる
そしてまたいつのまにか

えかきはたってる
あたらしいかみの
ゆきのちへいに

谷川俊太郎


2016・2・1








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by 17444432 | 2016-02-01 21:22 | 日常 | Trackback | Comments(0)

温故知新

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昨年の暮れから、久しぶりに土釉碗を使っている。

自分で作ったという感覚は無く、かっこいいなこれ!というノリである。

何も知らないと言う事が、時として、如何に強いかを感じる。

「温故知新」

若い自分が、おっさんを勇気づける。

2016・1・11








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by 17444432 | 2016-01-11 23:31 | 日常 | Trackback | Comments(0)

12月のある日

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朝、めっきり寒くなって来た。
冬なんですね。

普段、僕の器を紹介して頂いている、筑波のお店「manufact jam」。
先日、わあ〜面白い!と感動した言葉をみつけました。

「稲吉さんが作る墨手の器を、魔法の器と呼んでいます。」

平たく言えば、「盛り映えがしますよ!」という事ですが、
「魔法の器」って、なんて可愛らしくて、茶目っ気たっぷりなんだ!
そんな称号をもらって、小躍りしました。

「魔法」が使えるなんて、なんて素晴らしいんだろう。
バスから見える、東京の夜景を眺めながら、呟いた。

「僕に、魔法がつかえたなら。」




2015・12・12











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by 17444432 | 2015-12-13 01:18 | 日常 | Trackback | Comments(0)

11月のある日。

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「彼女の笑顔がバロメーター。」

先日、ザックに器を詰めて東京に出た。
新しく作った器の質感を、客観的に見てもらいたかった。

人は、評を求められるとまず言葉を探す。
自分が正直に感じた思い、そして相手を重んじた思い。
それらがブレンドされて言葉になる。

人は、言葉を探して逡巡する前に一瞬、本当の気持ちが顔に表れる。
それは、理性的な情感へと移行する前の、本能的な生理現象だと思う。

僕が彼女に見てもらいたかったのは、本能的な表情が豊かだから、
理性的な言葉よりも、信頼出来るのです。

薄曇りの都会の片隅。
彼女の笑顔がバロメーター。

2015・11・10









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by 17444432 | 2015-11-10 21:32 | 日常 | Trackback | Comments(0)

11月の足音。

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11月の足音が聞こえる。

朝、冷え込む日が多くなって来た。
火鉢に炭が入る。

誕生月に何を思うか?

火鉢に乗せた、やかんの水が沸いたきた。
お湯が沸くのにも、時間がかかる。

成長するのにも、時間がかかる。
だから、生きていられる。
そんな気がする。

花器にホトトギス。
早朝、冷え込んだ仕事場で待っててくれた。

2015・10・28













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by 17444432 | 2015-10-28 21:16 | 日常 | Trackback | Comments(0)

10月のある日。

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バスで東京に出る。

秋葉原に到着した時、目的はある作家の展示会を見る事だけで、他に何も無かった。
徒歩でギャラリーに向かったが、少々着くのが早かった。
しばし、神田の古本屋散策。そして、再度ギャラリーへ向かう。

その作家のこだわっている、作品の質感、色合いが心地よい。
僕には、その技術も感性も無いが、一つ一つ丁寧に作り込まれたのが良くわかる。

うっすらと薄日がさして来た。
さて、どうするか?

入り口にある展示会の葉書を眺めていると、「藤平伸の世界」に目が止まる。
これに行こう。

ギャラリーのご主人が、わざわざ丁寧な地図を書いてくれた。
それを頼りに、電車を乗り継ぐ。

智美術館。
初めて踏み入れる。

静かな空間。
みずみずしい感性で、生を謳歌する、作者。
写真の中で、笑っている、作者。

どんな声をしていたのかな?
喜びに満ち溢れた表情が、僕の背中を押してくれる。

2015・10・17










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by 17444432 | 2015-10-18 22:44 | 日常 | Trackback | Comments(1)

岩手にて。

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馬っこ。
そっと、触れてみると、温かった。

盛岡にて。

2015・9・27






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by 17444432 | 2015-09-29 22:40 | 日常 | Trackback | Comments(0)

久しぶりに晴れた。

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毎日、曇り空。
なかなか、土が乾かない。

そんな想いを察してか、昼間、ようやく青空が見えた。
いろんな仕事が、同時進行している。

夕方5時、どんなに忙しくても仕事の手を止め、外に出る。
歩く、走る。
坂を下る、登る。そして自分で考えた筋トレ。

一番身近な自然、それが自分の身体であるとつくずく思う。
自分の身体に、負荷をかける。
その状態を持続することが、集中力を生む。

土から水分を奪った太陽。
明日も顔を、出してくれるかな?

2015・9・4

















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by 17444432 | 2015-09-04 22:28 | 日常 | Trackback | Comments(0)